こんにちは、互換屋です。
5/23(土)に京都の模型製作スペース「NextGate」さんに設置の互換ブース全台のリニューアル保守メンテナンスに行きました。
NextGateさん設置の互換ブースは、古い個体は一般販売開始直前の初期ロットの物もあります。互換ブース販売開始から約7.5年ほど経ちますが、その間、ほぼ全数がノーメンテナンスで動き続けていたようで、一般ユースよりも使用頻度が高く、より過酷な使用環境が予測される中で複数台の継続稼働出来ている点は少しホッとしたところでもありました。
一部の個体は、排気ユニットのみ4~5年前頃にバージョンアップした物に換装メンテナンスしたブースもあったので、その個体については実質5年間程度のノーメンテナンス連続稼働になるかと思います。
設置台数状況は、
1.互換ブースST(スタンダード)+W600ワイドキット ×1台(幅600mm×奥行き450mmブース)
2.互換ブースST ×2台(幅450mm×奥行き450mmブース)
3.互換ブースSL(スリム) ×1台(幅450mm×奥行き350mmブース)
4.互換ブースMI(マイクロ) ×3台(幅450mm×奥行き160mm折畳みブースの常設組立て)
の計7台
今回の保守内容は、下記の通り
1.互換ブースST(スタンダード)+W600ワイドキット ×1台
製作スペースご利用ユーザー様(ご自宅でも互換ブースをご利用いただいているお客様)から、以前排気ユニット単体を交換用にご購入されてご自宅に余っていた排気ユニットV1をご提供いただいたとのことで、それを保守サービスでV2へオーバーホールした排気ユニットとW600用カット済プラダン1式の貼替え。
互換ブースW600の卓については、当日、模型製作のお客様がご来店ご利用中でしたので、排気ユニット交換、プラダン張替えを後日、店舗様の方で実施されるとのことで部品一式のお渡しだけとなりました。
2.互換ブースST ×2台
互換ブースSTは2台とも、排気ユニットV1、フレームも初期ロット品の為、フレーム毎一式を新調入れ替え。
3.互換ブースSL(スリム) ×1台
互換ブースSLも排気ユニットV1、フレームも初期ロット品の為、フレーム毎一式を新調入れ替え。
4.互換ブースMI(マイクロ) ×3台
互換ブースMIは3台とも既に廃版生産終了となっている初期ロットV1タイプの為、V3に新調。
※互換ブースマイクロV1用の部品が部品メーカ自体で生産終了している為、V1タイプのままの修理受付はしておりません。(V1用の交換部品がありません。)
互換ブースマイクロは部品生産終了の部品代替に伴い、V1→V2→V3と構造自体の仕様変更となっています。ファン口径がφ80mm→φ92mmに大口径化しています。
現在販売中のマイクロ用パーツ類は、プラダンを含め、全てV2/V3専用となりますのでV1には適合しません。
マイクロV1ユーザー様で保守メンテナンスをご検討のユーザー様は、なるべくユーザー切り捨てをしないよう、可能な限り永続ご利用可能となる方法等をご提案させて頂いておりますので、修理メンテナンスをご検討の際は詳細お問い合わせいただければと思います。
※互換ブースの保守メンテナンスにつきましては、互換屋WEBショップでのご購入履歴確認が必須となりますので、個人売買や知人等からの譲渡などで入手された方は、必ず、互換屋WEBショップでご購入された方の注文番号、氏名等を入手の上ご連絡ください。当社にて正規ご購入品かどうかを確認させていただきます。
(ビフォー)
1台だけ、プラダンが変性劣化して触るとポロポロと崩れる状態となっていました。これは酷い(笑)
お話を聞くと、どうやら現在の店舗に移転される前の店舗で直接日差しに晒される窓際に常設されていた個体のようです。
プラダンは紫外線に非常に弱い素材で、屋外野ざらしの状態だと1か月程度でもボロボロになります。
屋内環境だと一般的には、2~5年程度は特に問題ないのですが、特に日光が直接当たるような場所の設置だと劣化が早いのは避けられませんので、
・互換ブースの設置場所自体を検討する。
・日が当たる面にUVカットシートや遮光板(木の板)などである程度遮光する。
などを検討いただくとより長持ちするかもしれませんが、吸排気性能をより効果的に運用する為には、配管長を「極力短く」、且つ「直線的に接続」という条件も満たそうとした場合、どうしても排気口が近い窓際付近への設置となってしまうかもしれませんので、その場合はやはり何らかの遮光を施工しておくのが良いかと思います。
互換ブースは、比較的簡単に外装パネル(プラダン)をご自身で張り替えられるようになっていますので、いっそのこと、最初から2~3年毎の貼り替え前提と割り切って、排気ユニットのオーバーホールと合わせてプラダンも張り替えてしまう。という運用も良いかもしれません。
ほぼ新品の状態にリセットすることが出来ます。
せめて、、せめて、、、、見えてるところ位はもう少し掃除しましょう~!(笑)
でも、まぁ「作る」「塗る」のが目的なので、とりあえず吸ってりゃえっかぁ。。。という気持ちも、正直分からないではないです。
日頃こまめにメンテナンスするのも良いですし、もう限界!という所まで使い倒して、一気に刷新、という運用サイクルもアリかもしれませんね。
(アフター)
無事に全台数が現行最新バージョンのものに置き換え完了しました。
初期ロット品よりも音も静かになりました。
ブース内に敷いているのはホームセンターで売っているごく普通のA3コピー用紙(普通紙)で、お勧めの使い方として下に4~5枚の束で敷いておき、顔料紛や切削紛が溜まってきたら1枚目の上に粉塵をかき集めて、器具清掃時に出た塗料を拭いたティッシュやキムワイプなどもそのまま紙に丸めてゴミ箱に捨てる方法です。
屋外に顔料紛を極力排出したくないという方は、写真の様に猫の爪とぎを設置するのもお勧めですが、写真の物は猫の爪とぎではないそうで他社様ブース専用のハニカムフィルター?と仰っていましたが、ホームセンターのペットコーナーや100均一で販売しているものはもっと目が細かく、特に缶スプレーや捨てサフ塗装などを連続してやると、爪研ぎの穴が顔料紛の付着で目詰まりしてきますので、互換ブースを最大風量にした状態で、A3の紙の上でバンッバンッ!と、力強く叩きつけるようにして粉を払い落としたりキムワイプで表面の顔料をガサガサと擦り落とすと、ある程度は目詰まりが解消され復活しますのでしばらくは繰り返し使い続ける事が出来ます。自分の模型製作ペースだと3個パックの爪とぎを2~3年毎に1つ買ってくる感じですかね。。。
払い落した粉毎、紙に丸めて捨てる。という感じです。
こぼれた塗料や溶剤などは下の紙にも染み込んで、シミになったりしていますが、粉などは1枚目の紙に丸めて捨てる事で直ぐに無くなるのでブース内の粉汚れのリセットが簡単で連続して次の作業に移行しやすいと思います。
尚、掃除をする際は、完全に塗料が乾ききった状態で擦り落とすのが効率的です。塗装作業後は30分~1時間程度、屋外の風が逆流しない程度まで弱めに空運転をすると良いかと思います。
あと、互換ブース内でレジンキャストの常圧流し込み作業や、互換ブースの隣に真空脱泡チャンバーの「互換ちゃんば」を置いて、レジン注型真空引き作業を行った後、型を取り出して加振、硬化待ちなどを互換ブース内で排気しながら作業する場合は、硬化中のレジンが流れ出ると紙に染み込みプラダンも含めてガチガチに固まって大変なことになるので、レジンキャストを取り扱う場合は、コンビニ袋やポリ袋をカットして広げたものを一番下に敷いてその上にA3コピー用紙を4~5枚重ねで使用すると、後始末がとても楽でこぼれても慌てることなく対応できて安心です。
AB剤混合後に、カップを倒してしまっても全く慌てることなく、固まり始めるのを微動だにせずじっと見つめておける気持ちの余裕。。。アルアルです(笑)互換ブースを回していると臭いも全くしません(笑)
硬化後の型割で、複製品を取出したりする際のレジンの薄膜やカス除去作業でもそのままブース内のA3用紙の上にカスを捨てて、最後にかき集めて丸めて捨てる。というのがとても楽です。
今回、交換作業や机回りの清掃など、NextGate店舗ご利用のお客様など有志の方々のお手伝いもいただいてとてもきれいになりました。ご協力いただいた皆様ありがとうございました。
作業途中、ドリンクの差し入れを頂いたお客様も有難うございました!
今後、さらに素晴らしい模型作品が生み出されていくことを期待しています。
また展示会等で皆様の作品を沢山見て、一人こっそりと感動したいと思います(笑)
●craft space NextGate
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