この度、ワンダーフェスティバル2019[夏]において、
省スペース化を最重要視した「互換ブース マイクロ」の開発中試作発表のデモ実演を行いました。
互換ブースはこれまで、
・スタンダードタイプ 奥行450mm
・スリムタイプ 奥行350mm
の2サイズラインナップですが、
新たに、
サイズ:幅400mm×高さ150mm×奥行150mm
ダクト:100φ
の超コンパクトな「マイクロ」タイプを製品化へ向け開発中です。
【利用シーン】
利用用途は、主に
・筆塗り塗装
・エアブラシ塗装
までに特化したお手軽塗装ブースという位置付けとなります。
模型塗装は勿論、ネイルやアクセサリーのエアブラシ塗装などにもご利用をご検討いただけるのではないかと思います。
※一応、缶スプレーの噴霧も吸引排気するパワーはスタンダード、スリムタイプに近いものがありますが、吸気開口部が400×150mmと狭い為、吹き付け時に開口部を外しやすく、開口部の外の臭気は流石に吸引できません。
従いまして、製品スペックとしては、エアブラシ塗装までとして開発を進めています。
(開口部にフード等を自作取付にて間口を広げる方法もあるかもしれませんね。)
ブース手前で調色や小さな対象物(小型模型やネイルなど)の塗装には十分な能力を発揮すると思いますので、是非、ご検討ください。
【主な新機能】特許7109803
●折り畳み機構
互換ブースマイクロタイプは、そもそもの筐体サイズがコンパクト設計ですが、さらに、「折り畳み収納」を可能とした筐体設計として開発進行しています。
塗装ブース内部は塗料顔料などの付着で汚れますので、折り畳み後時の汚れもそれなりの物がありますので、そのまま部屋の片隅に置くわけにもいかないと思いますので、収納バッグの付属も予定して、塗装作業が終わった後はバッグに直して保管していただくようなご利用シーンを想像しています。
バックには多少の空きスペースもあるので、ちょっとした工具類や小さいプラモなら一緒に入れて、お友達の家やイベント先などに持ち運んでの利用もできるかもしれませんね。
●USB電源
互換ブーススタンダード/スリム同様に、排気量の無段階コントロール機能やLED簡易照明の装備は勿論ですが、
マイクロでは新たに、フロントパネルにUSB電源を2ポート装備予定としています。
USB電源の装備検討をするに至った経緯としては、
1.塗装ブースでの塗装作業時にタブレット等の画面を見ながら作業をする際に端末の電源を簡単に接続したい。
2.模型パーツの複製やネイル装飾でUVレジンを使用する際に塗装ブース手前での作業で臭気を排気しつつ、USB電源タイプのUVライトを使用したい。
3.ポータブルタイプのエアブラシを電源環境を気にせず充電しながら連続使用したい。
など、模型製作に関連する作業過程では、何かとUSB電源を使用したくなるシーンがあります。
そこで、互換ブースマイクロでは、USB電源ポートを排気ユニットに内蔵してしまう事で、更なる利便性を高めたいと思い設計検討を進めています。
皆様からの全てのご意見、ご要望を実現できるかは分かりませんが、全国各地で開催されているイベントなどにもなるべく積極的に参加させて頂き、様々な環境、立ち位置からのご意見を頂きたいと考えています。
様々な貴重なご意見、ご要望を製品開発へフィードバックして、今後の製品開発方針などにも参考にさせて頂きたいので、イベントのみに留まらず、本サイトのコメント欄でも皆様からのご意見、ご要望などお寄せ頂ければ幸いです。
【互換ブースマイクロ】