こんにちは、互換屋です。
ダクトウォールDIYキットについて、幾つかお問合せを頂いておりましたので、こちらでご説明させていただきます。
1.ダクトウォールDIYキットは小さい窓枠にも使用できますか?
というお問合せも比較的多く頂いておりましたので、下記をご参考ください。
ダクトウォールDIYキットは一番短く組み立てた場合、約302mm(30.2cm)となりますので、取り付けられる窓枠の高さは302mmでギリギリとなります。
302mmより短い高さの枠にはそのままで取り付けることは出来ません(はめ込むことは出来ません)ので、何かしらの工夫が必要になります。
窓枠の手前に少し浮いた状態で取付け、隙間を目貼りする。など。
この取付方法の場合は、コンパネボードなどは使用せず、キットに付属のアッパー金具とベース金具のみを直接ネジで組み立てるだけとなります。
この使用方法の注意点は、アッパー金具とベース金具を直接接続してネジ固定しますので、高さ方向の調整範囲が+10mm/-0mmとなる点です。
全長を伸ばす方向には10mmの調整範囲がありますが、アッパー金具が当たりますのでこれ以上短くすることは出来ません。
2.排気口が上側になるような取付をしても良いですか?
こちらは、ご自宅の窓枠のサイズに合うように、コンパネボードをカットしてキットを組み立てた状態で、そのまま上下を逆さまに取付け施工することで排気口を窓枠の上側へ施工することが出来ます。
ただ、注意点は、排気口が上側になる場合、フレキパイプの配管をそのまま下に側に垂れ下げるようなイメージで排気ユニットに接続すると、外部からの雨水などが侵入してきた場合、そのまま排気ユニット内に雨水が侵入しやすくなりますので注意してください。
※配管要領として、排気口より一旦上側にパイプを立ち上げた後に排気ユニットに接続する。という点にご注意ください。
(施工は「互換ブース 設置配管方法2【配管編】」の記事をご参考ください。)
3.疑似壁に2つの排気口を作れる物はありませんか?
「他社様のブース+当社互換ブーススタンダード」や互換ブースを2台ご利用中の方などからのお問合せで、比較的多いお問合せですが、
ダクトウォールDIYキットを2個使う事で、とりあえず2つの排気口を施工する事ができます。
(イメージ)
ダクトウォールDIYキットを2個使用して、付属のベース金具とボトム金具のみを使用します。
画像の赤点線の部分がコンパネボードです。この状態でキットを組み立てることで、上下に2つの排気口を施工する事が出来ます。
コンパネボードのカット寸法は
窓枠の高さ - 600mm = コンパネボードの高さ
※キット1つ使用時は「-300mm」ですのでお間違いないように。
※コンパネ幅は200mm固定です。
ダクトウォールDIYキットを2個使うと、例えば、
・φ125×2口(互換ブース2台設置など)
・φ125×1(互換ブース1台) + φ150×1(ネロブースさん1台)
・φ100×1(マイクロ1台) + φ125(スタンダード1台)
など色々な環境で比較的簡単に壁側の排気口を増設することが出来るかもしれませんね。
ダクトウォールDIYキットを4個使うと、上下2つの排気口の疑似壁を2つ作れるので、疑似壁を2つ横並びに窓枠に取り付けることで、合計4個の排気口も作れるかと思います。
是非、チャレンジしてみてください。