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互換ちゃんば コラム

互換ちゃんば 使用前の養生について

こんにちは、互換屋です。

「互換ちゃんば」も少しずつ導入頂いている方も増えてきているようで、ありがとうございます。

互換屋でも「互換ちゃんば」の使い方など情報を掲載していきたいと思いますので、ご参考いただければと思います。

まずは、「互換ちゃんば」を使う前の準備として、付属の取扱説明書にも記載していますが、チャンバー内とアクリル蓋の養生は必須です。
※必須ではないですが、汚れると掃除も大変ですし、レジン固着は除去できません。
面倒でも使う前に養生しておく方が後々のメンテナンスが楽になりますのでお勧めします。

【互換ちゃんばの使用前準備】

●チャンバー内の養生

確実に全面をきっちりと養生する必要はありません。
特に、底面、四隅角付近を養生シートやフィルム、テープなんでも良いので、貼り付けておきます。
粘着力が強過ぎて剥がす時に苦労する物ではなく、糊残りしないような低薄利タイプの物が良いです。
互換屋では、養生テープをかなり適当に貼り付けて使用しています。今の所一番安くてお手軽な方法と思っています。

養生する時のコツですが、極力空気を噛まないように貼り付けるのが良いです。
空気が噛んでいると、真空にした時にその空気が膨張してシールが剥がれていきます。

空気を噛んでいる場合、針などで小さな穴を開けると、そこから空気が逃げるのでシールがはがれにくくなりますが、アクリル蓋の方は傷をつけてはいけないので、針やカッターなどで空気抜きをしないようにして、養生シートを貼る段階で極力エアを抜くような貼り方をしましょう。
スマートフォンなどの保護シール貼る時と同じ要領ですね。
とはいえ、真空チャンバーは真空になると相当な力で箱を縮める方向に変形します。真空→大気圧を繰り返すことで、チャンバーの筐体は常に縮んだり膨らんだりを繰り返す事になる為、傷があると、金属疲労で亀裂が入ったりする可能性もゼロではありませんので、なるべく傷を入れないように心がけましょう。
ステンレス筐体もですが、当然ながらアクリル蓋も同じです。表裏どちら側でも傷があると、真空状態で突然割れる可能性もありますので、なるべく丁寧に扱うように心がけてください。(実使用上、あまり神経質になる必要も無いですが、極力気を付けましょう。)

真空脱泡チャンバー「互換ちゃんば」の養生

 

真空脱泡チャンバー「互換ちゃんば」の養生

少しくらい養生できていなくても特に問題はありません。後々、掃除がしやすいかどうか、に影響するだけです。
底面はレジンが吹きこぼれたりした時に一番、固着しやすい場所ですので養生は必須だと思っています。

シール貼り系の養生以外にも、予め離型剤を多めにスプレーしておく、という手もあるかもしれません。
もう一つは、木工ボンドなどを水でシャバシャバ位に薄めたものを、霧吹きでチャンバー内全面に塗布しておくのも有りかもしれません。
要するに、後でペロンと剥がせば元に戻る。状態に出来ていればOKです。
色々、試してみてください。

 

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