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ダクトウォールキット

【新製品】ダクトウォールキットType2を販売開始(2025/3月初旬より出荷開始)

こんにちは、互換屋です。

この度、互換屋の新製品として、「ダクトウォールキットType2(T2)」の販売を開始いたしました。

※ご注文の受付はしておりますが、初回ロット出荷開始は3月初旬となります。(現在、部品入荷待ちです)

ダクトウォール、所謂「疑似壁」の構築ですが、互換ブースなど塗装ブースの排気ダクトをサッシ窓に比較的容易に接続するダクト穴を作る為の窓枠設置型の疑似的な「後付け壁」ですが、これまでは設置環境(窓枠高さ)に適合させる為に、製品名「ダクトウォールDIYキット」にも有るように一部お客様側での木板の加工などDIYをして頂く必要がありましたが、この度新たに投入する「ダクトウォールキットType2(T2)」では、その木板の用意などが不要となり、全てT2シリーズの金具部品の組合せだけで、殆どの窓枠に適合できるダクトウォールをご提案いたします。

DIYという表記が外れ、試作検討段階から互換屋内ではType2、T2と呼んでいた為、そのまま安易にType2と命名をしてしまいました。今後はT2シリーズで各部品が適合しますので、ご検討の際は商品名に「T2」と書かれているかどうかでご判断いただければと思います。尚、これまでの「ダクトウォールDIYキット」製品とは各部品の全てが非互換ですのでご注意ください。
・・・あ、今、互換屋なのに?と聞こえた気がしましたが。。。
非互換屋です。ゴメンナサイ(汗
※Type2では、疑似壁の幅サイズが250mmと広くなっています。

【ダクトウォールキットType2(T2)】の製品特徴・旧タイプからの改善点

1.別途、コンパネ(合板)などの準備が不要となりました。
2.窓枠高さ30cm(300mm)以上に対応 ※一部非対応の寸法があります。(注1参照)
3.ダクト径 φ75×2穴 / φ100 / φ125 / φ150 に対応。
4.パネル部品追加で120mm / 300mm / 600mm を自由に組み合わせ可能。
5.ベース部品を追加連結することで、複数台、異径サイズのダクトを増設可能。※ダクトキットの全長が確実に入る窓高さが必須です。
※各部品の組合せ方でダクト穴位置の自由度が向上しました。
6.カラーブラケット交換のみで、ダクト径サイズの変更が可能。
※排気ブースの変更などでダクト径が変わっても、カラーブラケットのみの交換で直ぐに置き換え可能です。

(注1)窓高381~419mmの場合は調整範囲を超えているため、隙間が空くか窓枠に収まらない状態となります。
隙間が空いた場合は何かしら隙間を塞ぐ方法があるかもしれませんが、ダクトウォールキットを最小全長以下に縮めることは出来ない為、窓枠高さより1mmでもダクトウォールの全長が長くなると取付けられませんので、1サイズ短いセットからパネルで延長するような構成をご検討ください。
※窓枠高さ(窓高)の測定は正確に測ってください。

窓高381~419mmの場合は旧タイプの「ダクトウォールDIYキット」をご利用の上、別途コンパネなどの木板をご用意ください。

●設置イメージ
※旧タイプで必要だったユーザー様側でのコンパネ等の加工準備DIYが不要となりました。
ダクトウォールキットType2設置イメージ

また、Type2は、パネルの組合せ自由度が高い為、ダクト穴の位置を、疑似壁の上部、下部は勿論ですが、組立時のパネル連結順を入れ替える事で、中段付近にもベース部品を配置する事が出来るようになりました。
上記参考イメージではパネル600が一枚ですが、このパネル600部分をパネル300×2枚に置き換えることで、ベース部品の配置位置を増やす事が出来ます。設置される環境に応じて、各セット、パーツの構成をご検討いただければと思います。

【ダクトウォールキットType2(T2)】の各部品について

「ダクトウォールキットType2(T2)」では、ユーザー様の環境に応じて任意の部品を追加構成する事で、ユーザー様の様々な環境に適合する自由度を高める目的で、疑似壁を構成する各部品の全てを「部品単体販売」をいたします。

(セット品と部品単体一覧)

【T2セット】ダクトウォールキットType2
ダクトウォールキットType2の「基本セット」商品です。
min.(ミニマム) / S / M / L の4種類のサイズがあります。
ご注文時に、セット種類(4種)及び、ダクト径サイズ(φ75×2/φ100/φ125/φ150の4種)を選択の上ご注文。

 

セット商品は、下記の5種類の部品で構成されます。

【T2部品】Type2ベース
ダクトウォールキットType2シリーズの「ベース」部品です。
ご注文時にダクト径(φ75/φ100/φ125/φ150)を選択の上ご注文。
基本セットmin./S/M/Lセットにはベースが1個同梱しています。

ダクトウォールキットType2ベース部品

【T2部品】Type2カラーブラケット
ダクトウォールキットType2シリーズの「カラーブラケット」部品です。
ご利用排気ブースの変更などで、ダクト配管径が変った際には、本部品の交換のみでダクト径(φ75/φ100/φ125/φ150)の何れかに変更する事が出来ます。
ご注文時にご希望の径サイズを選択の上ご注文。
基本セットmin./S/M/Lセットにはそれぞれ必要個数が同梱されています。

ダクトウォールキットType2カラーブラケット部品

【T2部品】Type2パネル
ダクトウォールキットType2シリーズの「パネル」部品です。
長さは120/300/600mmの3タイプあります。
ご注文時にご希望の長さを選択の上ご注文。

基本セットmin./S/M/Lでご利用環境の窓枠高さに足りない場合、このパネルとジョイント金具セットを追加する事で、殆どの高さに取付けが可能になります。
また、ダクト穴を2口に増やしたい場合も600mmパネルを外し、「ベース+パネル300mm」に置き換えることで、ダクト径φ125+φ125や、φ125+φ75など、疑似壁に異径サイズの穴を複数個設置する事が可能となります。
基本セットmin./S/M/Lセットにはそれぞれ必要個数が同梱されています。

ダクトウォールキットType2パネル120部品 ダクトウォールキットType2パネル300部品 ダクトウォールキットType2パネル600部品

【T2部品】Type2ジョイント金具セット
ダクトウォールキットType2シリーズの「ジョイント金具」部品です。
ベースとパネルを接続する為の「ジョイント金具とホールド金具」のセットです。
ベースやパネルを追加する場合にご注文下さい。
基本セットmin./S/M/Lセットにはそれぞれ必要個数が同梱されています。
※ジョイント金具側がネジタップになっています。(パネル連結時のナットの役目をします。)
※ホールド金具は、パネル連結時の接続部のたわみを軽減する為の補強板です。

ダクトウォールキットTypeジョイント金具部品【T2部品】Type2エンド金具
ダクトウォールキットType2シリーズの「エンド金具」部品です。
基本セットmin./S/M/Lセットにはそれぞれ上下用(同じ部品)1セットが同梱されています。
本部品は、セット商品ではなく、全ての部品をご自身で構成する際にご注文いただく部品単体販売商品となります。

ダクトウォールキットType2エンド金具部品

【購入する前の検討要領】
上記の「セット品」と「5種類の部品」の構成で疑似壁を構築しますが、どれとどれを組み合わせれば良いのか、ピンとこないと思います。
その場合、まずは、下記の「手順1~2」でご自身の設置窓に適合する部品の組合せをご確認ください。

手順1)ダクトパイプを取付けたい窓枠の高さを正確に測る。(メジャー等で測ってください)

窓高さ測定ポイント

手順2)下記の一覧から測った窓高に適合する部品組合せを選択する。

ダクトウォールキットType2 窓高 対応サイズ一覧表.pdf

サイズ一覧表の「窓高」寸法欄から設置個所の測定寸法が範囲に入る所を探します。
例えば、測定した窓高が、1350mmだった場合、表の上から9番目の「1320~1640mm」に収まりますので、購入する商品は、

・Mセット×1個
・パネル300×1個(※パネル1個追加につき、ジョイント金具セット1個必須)
・パネル120×1個(※パネル1個追加につき、ジョイント金具セット1個必須)

の3つ+ジョイント金具セット2個を購入し、組み合わせることで、窓枠高さが1350mmの窓にピッタリ取付ける事が出来ます。

この要領で、測定した設置窓高さ(窓枠高さ)がサイズ一覧表のどこにあるかを探すことで、基本的に必要な部品構成が分かるようになっています。

※パネル1個、または、ベース1個を追加増設拡張する場合、それぞれ、必ず「ジョイント金具セット」が1個必要になります。(パネル同士を接続固定するジョイント金具です)

「ジョイント金具セット」を「パネル」や「ベース」に付属販売していない理由は、ダクト穴を1個から2個に増やすような拡張をしたい場合、疑似壁を構成する部品の中に「パネル300」部品がある場合、ジョイント金具はそのままで「パネル300」の部分を「ベース」に置き換えるだけで済む為です。(※ベースにジョイント金具を付属してしまうと、不要なジョイント金具が余る為です。)

【複数ダクトや穴径の異なるダクトを同時接続】
ダクトウォールキットType2は、部品による拡張性を高めた設計になっている為、少し条件はありますが、旧タイプでは出来なかった異径ダクトや同径ダクトを複数接続が可能となっています。

例えば、
・互換ブーススタンダード(ダクト径φ125)
・互換ブースマイクロ(ダクト径φ100)
を同時に配管接続したい場合、先の事例の窓高1350mmで説明すると、
1350mmに適合させる為には、

(サイズ表の1320~1640mmの構成を選択)
・Mセット×1個
・パネル300×1個
・パネル120×1個
・ジョイント金具×2個

でしたが、今回は、パネルの何処かにもう一つダクト用の穴を設けたいので、パネル300部分の代わりに「ベース部品」が一つあれば良いことになります。

その場合、

・Mセット×1個・・・注文時にφ125を選択
・ベース×1個・・・注文時にφ100を選択
・パネル120×1個
・ジョイント金具×2個

を購入する事で、疑似壁の全長を1350mmにしたまま、その疑似壁には、φ100とφ125のダクトパイプ取付け口が構築できるようになります。

 

●異径ダクトパイプ構成イメージ(下記イメージは、φ125とφ75の組合せイメージです。)

ダクトウォールキットType2ベース2連結構成イメージ


(ベースを2個使用する時の全長について)

ベースは、疑似壁の上下両端に取付ける「エンド金具」を取付けた状態で、丁度300mmとなる設計になっています。
従って、ベースのみの寸法は298mmとなっているので、ベースを連結した時の全長は「エンド金具」分の厚み2mmがなくなり、
「-2mm」した寸法が疑似壁の全長となります。
上記参考例のでベース2個にした場合、全長は1318~1638mmが正確な寸法になります。


(調整範囲の増え方についての考え方)

ダクトウォールキットType2は、パネルを増設する毎に調整範囲が増えていきますが、どのような増え方をするかは、下記となります。

1.ベース1個につき+80mm

2.パネル1個につき+80mm

です。

単純に、構成する部品の中に、「ベース」と「パネル」を合計何個使用するかを数え、80mmを掛算した寸法が、延ばせる調整範囲という事になります。

例えば、

・ベース×1個
・パネル600×2個
・パネル300×1個
・パネル120×1個
・ジョイント金具×4個

という部品構成になった場合、「ベース」と「パネル」の使用個数は5個ですので、

5個×80mm=+400mmの調整範囲を有する事になります。

ピッタリ組立てた時のサイズは、

ベース300mm+パネル600mm+パネル600mm+パネル300mm+パネル120mmですので、全長は1920mmです。
それに+400mmの調整範囲が設けられるため窓高1920~2320mmに取付け出来る。

という事になります。

(パーツ構成時のご注意)※お勧めしない構成例

これまでの説明の通り「ダクトウォールキットType2」は部品の構成次第で自由度の高いサイズを構築する事が出来ますが、

極端な例ですが、セット品や長いパネルを使わず、全てをパネル120mmだけで構成すると、下記のような構成でも理屈的には1350mmの窓枠に取り付け可能となります。

・ベース×1個
・エンド金具×1セット(2個入り)
・パネル120×5個
・ジョイント金具セット×5個

ベース300mm+パネル120+パネル120+パネル120+パネル120+パネル120=900mm

「ベース」と「パネル」の使用合計が6個になる為、
調整範囲として、6×80mm=480mmを有した部品構成となります。

従って、900~1380mmの窓高に適合することになります。

ただ、このような組み合わせを(強く)お勧めしない理由として、

・ネジの本数が大量になる為組立てが大変になる。
・パネルの継ぎ目が多くなると、壁自体のたわみが発生しやすくなる。
・パネルの継ぎ目が多くなる為、必然的に隙間も多くなる。
・部品点数が多くなると、必ず購入価格の合計が割高になる。
・配送料も増加する。

たわみ強度については、ジョイント金具セットに「ホールド金具」の継ぎ目補強板が付属する為問題ありませんが、なるべく部品点数を減らした構成で窓枠に適合する全長とする事を強くお勧めします。
部品点数を増やすメリットは全く無く、むしろデメリットの方が膨大となります。

以上、新製品情報となります。

引き続き、各部の詳細説明などは本ブログ記事で紹介していく予定です。

当製品の一番のメリットと思っている所は「異径パイプの複数接続を1つの疑似壁に構築できる」所だと考えています。
今般、塗装ブースに限らず、3Dプリンタや出力品の自動洗浄器などの普及も目覚ましい所を感じていますが、互換ブースの配管と同時に、それらの排気ダクトの接続も同時に併用できる壁を作れる。という所です。
パイプ径サイズも今回新たに、φ75用もラインナップ致しましたので、ダクト配管の取付けでお悩みの方は、是非ご検討ください。

また、現在試作テスト中のダクトウォールキットType2用オプションなど、引き続き新たな製品ラインナップも予定しておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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