こんにちは、互換屋です。
互換ブース製品では、互換ブーススタンダード/スリムタイプで2件、マイクロタイプで1件の特許を取得済となっています。
特許内容の詳細を確認するには、特許庁が発行している特許公報（特許情報プラットフォーム（J-PlatPat）というサイトで閲覧が可能）をご覧いただく必要がありますが、特許文献は文章がわかりにくいこともあって、どのようなアイデアが特許になったのかざっくりと教えてほしい・・というご要望を頂く機会が増えておりますので、簡単にご説明いたします。
（細かい点は省いて、大きなポイントを説明します）
●互換ブース スタンダード/スリム
【特許第6894129号】
（ポイント1）枠フレームにプラスチック段ボールなどの軽量素材によるパネルを装着する事によって、ブース本体の大幅な軽量化を実現しました。
（ポイント2）ユニークなフレーム構造によって、排気ユニットの取付け場所を本体の天面、左右面の3面の中から自由に選択して、任意の場所に簡単に取り付けられるようにしました。
【特許第7148176号】
（ポイント1）ブース内部に配置する仕切り板（換気のための空気の流れを発生させるのに必要な部材で、互換屋では「整流板」と呼んでいます。）を斜め姿勢にして取り外し可能にブース本体に連結しました。
※本特許発明により、広い作業スペースと十分な換気能力を確保できる上に、整流板が汚れた時に容易に交換することが出来、ブース内の清掃も簡単に行う事が可能になりました。
※現行製品として販売中の互換ブースのような整流板2枚タイプのブースだけでなく、1枚の整流板を斜めの姿勢にして取り外し可能に連結したタイプのブースも、この特許の権利範囲に含まれます。
●互換ブース マイクロ
【特許第7109803号】
（ポイント1）1側面にあたる範囲に排気ユニットを組み込む（側面自体を排気ユニットとする）構造のブース本体と、排気ユニットの吸引口が隠れるように内部空間の奥から前方に向かう斜め姿勢にして配置した整流板とにより、ブース全体の大幅な小型化を実現しました。
また、この構成によって、組み替えをしなくても、排気ユニットを右、左、上の3方向のうちのユーザの都合が良い方向に向けることができるようにもなりました。
（ポイント2）ブースの折畳み構造
本体上下のパネルや整流板を取り外し、排気ユニットと対向側の側板を内側に倒せる構造としたことで、よりコンパクトにして収納保管することが出来るようになりました。
パネルや整流板をプラスチックダンボールなどの軽量素材にすることでブース全体も軽くなり、持ち運びのときの負担も軽減できます。
（ポイント3）排気ユニットや側板を容易に着脱できる構造とすることで、排気ユニットなどの稼働部品のメンテナンス性を向上しました。
以上が、３件の特許の主要ポイントとなります。
権利範囲やブースの構造の詳細を確認したい方は、特許情報プラットフォーム（J-PlatPat）に各特許の特許番号を入れて特許公報を呼び出し、そちらをお読み下さい。
なお、互換ブース製品に関しては、上記３件以外にも、さらなる特許取得を目指して複数件の特許を申請しております。